七五三・五歳・七歳お写真

七五三のお写真を送って頂きました。

実際に着用している姿を拝見させて頂ける事が、とてもありがたく、幸せです。

お父様が5歳の時に着用した七五三のお着物。

上品な雰囲気の羽織袴姿、

日本の伝統色の名前を知らないので、色々調べてみて、

袴の色は檜皮色(ひわだいろ)、お着物の色は縹色(はなだいろ)なのかなぁ・・・と、

色々考えてしまいました。

正確なところは、分からないのではありますが・・・。

肩揚の時に使用した糸の名前とは違いますし・・。

色糸は、染め生地程、色の種類がないので、仕方ありません。

「都羽根」という種類の絹の手縫い糸が、繊細な色合の糸が多く、

仕立てに使用する事が多いです。

糸に色の名前が書いてありますが、なかなか覚えられません・・。

檜皮色も、縹色も、どちらも平安時代からある日本の伝統色との事、

既製品の七五三の衣装では見る事がない上品な色合と、柄で、

凛々しく、柔らかなお子様の雰囲気に、とてもよくお似合いでした。

お嬢様のお着物の色合は、若苗色・・若葉色・・・萌黄色・・・

色々あって、判断が付かなかったです・・・。

明るい緑系の柔らかな色合いで、

とても良くお似合いで、晴れの日の衣装でにっこりほほ笑んでいる笑顔につられて、

私もほっこりしました。

幸せのおすそ分けを、ありがとうございます♪

お参りの際はお母様が着付けをされたとの事、

二人分の着付けをされた、お母様の手際が素晴らしいです。

お母様が着用された訪問着は、

ご自身のお母様から受け継いだ大切なお着物とのお話しでした。

七五三は、人生の中でも思い出となる、大切な行事だと思います。

思い出のあるお着物があっても、着用するためには

時間も手間もかかる事がありますが、

一枚の着物それぞれに、物語があって、

着物を通して、自分の為だけではなく、

つながりのある人の心を大切にする事になるのだなぁ・・と

しみじみ感じました。

改めて、お仕立てのご依頼、ありがとうございました。

お子様の健やかなご成長心よりお祈り申し上げます。



着物の仕立て屋さん

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