長羽織

頂いた着物なので、サイズが少し合わず、

又、着物として着るのは、少し迷いがあって・・・と。

確かに・・そういった着物に私自身も心当たりがあります。

手書きの船の柄が、印象的でとても素敵なのですが、

背に、縫いの一つ紋が入った訪問着なので、

着て行く場が、少し限られてしまい、普段には着にくいので、

長羽織に仕立て直して、とのご依頼です。

長着の形として、最後の姿↑

着物を受け継いで

その受け取った想いを大切に

長羽織になりました。

またもや逆光で申し訳ありません(><)

前身頃には柄がなく、左の袖のみです。

羽裏を一緒に探していた時、ふと見つけた柄に即決

黒地に櫛やかんざしといった、髪飾りの柄で、

とても素敵でした。

私のカメラと写真の腕が悪くて、ピンぼけていて・・ごめんなさい・・・


羽織にすると出てしまう、元の筋を悉皆屋さんに消して頂いたり

柄の出し方を何度かやり取りし、色々相談して、確認に再度いらして頂き・・・と、

気が付けば、ご依頼いただいてから、仕立て上がるまでに、

月日が流れ、季節が変わり・・・

仕立て上がって、お客様にお渡しする時に、

何かを送り出す、晴れ晴れとした、達成感があり・・嬉しかったです。

そんなこんなで

浮足立っていたら、

その日のお客様の帯が、ハロウィン柄で、

とてもセンスが良く、可愛らしかったので、ぜひ写真を~!と、

話していたのに、うっかり忘れてしまいました・・・。

その帯、「minne」

という手作り作家さんのサイトから購入されたそうです。

色々な手作り作品があって、ワクワクするサイトでした。


ありがとうございました。

着物の仕立て屋さん

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