川越祭りで、山車を曳く各町内の方々は、
それぞれ、お揃いの衣装を着用していて、
女の子は手古舞 鳶職の方はお揃いの半纏 お囃子の方はお囃子と踊りの衣装 等々・・・
色々な着付け方があって、多くの着物姿を目にする事が出来、
同じようなお祭り支度でも、それぞれの個性が出ていて、
そんな粋な着こなしを、見ているのも楽しいです。
お父様の時代のお揃い衣装を、お祭り大好きなお孫さんが、
着用できるような着物に、仕立てられたらとのご依頼でした。
着用予定のお子様の、曾祖父の方の着物、
多少の着用汚れはあるものの、
保管状態も良く、生地の傷みはありませんでした。
洗い張りをして、お仕立て替えです。
可愛らしいお揃いの衣装が、出来上がりました。
三世代ではなく四世代にわたって着用する事が出来ました。
長襦袢は洗い張りではなく衿幅と袖幅を直して、
着用傷があった個所を隠し、肩・腰揚をして、身幅も少し調節しました。
大人物から子供物に直すとき、お子様の年齢にもよりますが、衿肩明きが大きすぎるので
背縫いを付ける事で調節できます。
背縫いを付ける事で身幅も狭くなるので、子供サイズに近くなります。
ありがとうございました。
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