着物を仕立てる時、アイロンのように使う、大切な和裁道具のコテが、
ぽっきり折れてしまいました。
木の柄の所が経年劣化で、外れてしまう事はあるのですが、
金属の所がぽっきり折れたのは初めてです・・・。
20数年とはいえ、酷使したのは、独立してからのこの10年程なので、
普通なら、まだまだ現役の使用に耐えるはずなので、使い方が悪かったのでしょう・・・・(-_-)・・。
相棒を大切に使えないなぁと・・・反省です・・・。。
立て続けに2本逝ってしまったので、ちょっと焦りました・・。
右側のぽっきり折れたのが、一番なじんでいたのですが・・。
何本か並べてみると、同じようで、折れた右から順にコテの裏がふくらんでいます。
右側のコテは裏が平らで、コテをあてると、全面が布にあたるので
使いやすかった・・・。
皆同じ「タキイ電化鏝」という会社の物ですが、時代によって少しずつサイズや
仕様が違っています。
この微妙なサイズの違いで、鏝釜との相性が悪く、
出し入れがしにくい組み合わせがあるので、ちょっと困ります・・。
最後に長年使っていた鏝の姿を写真に収めて、お別れです。
この鏝で、腕や足に数々のやけどをしたことを思い出しました・・。
最近は火傷もしないし、針を指に刺しても血があまり出なくなり、
色んな皮が厚くなりました・・。
コテ
長い間、ありがとうです。
釜は使えるので、まだまだ使います。
最新のタキイの鏝釜はカラフルなものが出ているようですが、
古い鏝釜を起動してみたら、昔の炬燵の匂いがしました・・・。
持ち手の所が木なのが可愛いと思っています。
でも持ち手の位置が改良前なので、持ち運ぼうとすると、持ち手が鏝にぶつかって
持ち上げにくい・・・。
一丁なので、使い勝手は良くありませんが、釜の柄が可愛いくて一目ぼれ・・。
昔の炬燵についていた電源スイッチと同じような電源スイッチも味があって好きです。
一人で色々持っていても仕方ないですが、
いつか、和裁教室ができたらなぁ・・と。
とりあえず
簡単な和裁のワークショップのような事が出来たらと考え中です。
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